「よく努力してきましたね」
感慨深くその方は言った。
それがあまりに自然で。
泣いてしまいそうだった。
ハローワークの障がい者窓口。
相談員さんの声は優しかった。
 
発達障がいの特性を持つ私。
物事の同時処理が苦手。
優先順位を立てるのが下手。
注意欠陥傾向も有る。
それでも長年続けた舞台の仕事。
決して優秀ではなかった。
努力しても。
努力しても。
やっと人並み。
水面下の足掻きは誰にも見えなくて。
苦しくて。
悲しくて。
やがて壊れた。

見えなかったんじゃない。
見せなかったんだ。
気づかれてはいけないと思っていた。
羞恥心と劣等感。
自分の凸凹を必死にならして。
みんなの輪からはみ出さないよう。
多大なエネルギーを使って生きていた。

もう隠さない。
もう逃げない。
凹を埋めるために。
凸を削らない。
凸凹は私らしさ。
世界にひとつの私らしさ。
在るがままの自分でいい。
凸凹に味が出てくるような。
そんな努力を重ねていきたい。

障がい者であることを開示して就活することを「オープン」と呼ぶ。
私はこの名称が気に入っている。
オープンでいこう。
味のある凸凹の私をオープンにしよう。
きっと出会える。
まるごとの私を必要としてくれる仕事に。



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この言葉たちが届きますように・・・。


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