1年半の長距離恋愛を終えて。
大切な人と暮らし始めた。
最初の荷物は段ボール2箱。
物だらけの彼の家を少しずつ片付けながら。
自分だけの占有空間を手に入れた。
横幅たった60cmの折り畳み机が私の書斎。

「自立の出来ない人間をこの家には置けない」
彼にそう言われた。
「真美が自立出来る人間か疑い危惧している」
そうとも言われた。
だから焦っているのだと。

彼の焦りは私を追いつめる。
早く立てと追いつめる。
補助輪も取れていない自転車なのに。
豪速で走れと激しく押される。
競技用自転車で難なく走る彼に。
私は全くついていけない。

「自立が出来た暁には発展的解散だろう」
彼がたびたび吐く台詞。
「万に一つ違う可能性もある」
昨日はそう付け加えた。
けれど彼の定める方向性は“関係の解散”なのだ。

私がどう在るべきなのか。
考えて考えて。
出した答え。
受け止めること。
彼の焦りも解散願望も。
否定したって何の意味も持たない。
そういう彼をOKと出来るか。
私が選ぶだけだと思う。

OKしよう。
彼の焦りとは距離を持とう。
私は私のペースで自立していく。
それをも侵食するならば。
きっぱりとNOを言おう。
解散願望は放っておく。
確かにあらゆる意味で自立が出来たら。
彼を選ばない私が居るかもしれないから。

いま私のすべきことは。
生活・経済・精神ともに自立出来るよう。
自分を育てていくことだと思う。
その支援をしてくれる彼に。
それ以上を求めてはいけないのだろう。

時が充ちれば。
必要な人が必ず隣に居るから。
それが彼であってもなくても。
必ず居るから。
今は自立することに焦点をあてて。
毎日の生活に励んでいこう。

大丈夫だよ、私。
ひとりじゃないよ、私。
何度も何度も言い聞かせる。
故郷から離れた青い空の下で。



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