母の誕生日会でのヒトコマ。
妹とふたりで書いたメッセージカードを読んだ母は、眼鏡をはずして涙ぐんだ。
父の瞳も潤んでた。
父と母がつくった家族。
家族は、永遠では、ない。
家の中を歩くのすら覚束なくなった父。
母の介護疲れも日に日に増す。
今年で17歳の愛猫は見るたびに小さくなっていく。
いまだに母猫の乳を吸う娘猫も16歳。
決して「永遠」ではないから、胸が締めつけられるほどに愛おしい。
むかし演出助手をさせて頂いたオペラ『森は生きている』の大好きな大切なフレーズが頭をめぐる。
~ 一瞬のいまを 千秒にも生きて この嬉しさを 胸に刻もう ~
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