明日には松が明けますが(関西の松明けは1月15日らしいです)
皆さま、あけましておめでとうございます。
昨年の2月22日に結婚し、姓が「安藤」となって初めてのお正月も終わろうとしています。
 
彼と最初に迎えた3年前の正月は、抗がん剤投与の真っ只中でした。
坊主頭に毛糸帽ひとつで、神社も寺も山にも行ったアクティブな正月でした。

翌年2度目の正月は、大阪に移り住んで2ヵ月目。
慣れない暮らしに床から出られず、夕方になって泣きながら買い出しに行き毎日鍋ばかり作った冬でした。

昨年3度目の正月は、記憶に薄いほど淡々とした日常の1ページとなり、
穏やかな毎日を送ることが出来ていました。
 
そしてこの冬4度目の正月は、手作りのしめ縄を玄関に飾り、食卓には鏡餅や松飾りもして、
生まれて初めてお節料理を作りました。
 
儀式めいたことに一切興味のない、というより反意すらある夫ですが、
華々しい年賀状にも正月準備の大騒動にも静かにつきあってくれました。

暮らしの中にある節目を寿ぐ私の喜びに、
共感できなくてもそっと寄り添ってくれるそのことに、
心からの感謝と信頼を寄せています。
 
これから5度目、10度目、20、30と、幾度ふたりで正月を迎えられるかわかりませんが、
この気持ちを忘れずに、ずっと積み重ねていきたいと思います。

どうぞ本年も夫ともども宜しくお願いいたします。
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