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この静寂(しじま)のなかで 僕と一緒に 生きていこう

カテゴリ:日記 > 生き方

先日、ふたつのライブに行った。どちらも大阪で出逢った尊敬する友人のライブ。ひとりは今月を区切りに活動をひと段落させた女性。ひとりはこのステージがバンド活動デビューの女性。やり続けたことを一旦やめることも、新しく挑戦を始めることも、簡単じゃない。年齢を重ね…
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2月2日に胆嚢摘出手術を無事に終え、2月5日に退院し、いまは痛みもすっかりなくなり忙しい毎日を元気に送っています。 正直、手術直後の痛みは壮絶でした。ネットで得た情報では「腹腔鏡手術は痛くない」だったので、たかをくくっていたのが大きな間違い。内臓をひとつ取っ…
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春が来た。道端の草も、花壇の花も、陽射しの中で笑っている。伸びをする猫、遠くで聴こえるウグイス、鼻先に届く沈丁花の香り。風はまだ少し冷たくて。空は雲を浮かべながら澄んだ青。ほんの1ヶ月前。体は全く動かなかった。冬の間、布団から出られなかった。それでも夕食…
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「助けて」と打ったメール。夜中の1時32分。「ヘルプ。もしも起きてたら助けて」。すぐに電話が掛かってきた。高校時代の男友達。滅多に連絡を取らない。けれど、そう。「助けて」と言える数少ない人。16分42秒の会話。内容はあまり覚えていない。少し泣いて少し笑っ…
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言葉を放てば。誰よりも先に。私の目が文字を読み。私の耳が声を聴く。一番最初に心に届く。私の言葉を受け止めるのは私。自分を受け止められない時。人は言葉をつぐむのだと思う。晩秋。大阪に転居した。長年暮らした実家を出た。大切な人と共同生活を始めた。眠りに落ちる…
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秋雨が冷たい。名古屋は大阪より3℃ほど寒い。予定していた帰省。「早めた方がいい」施設の人にも母にも言われていた。でも帰らなかった。帰らずに乗り越えたかったから。11月1日から彼と同居を始めた。たった3週間。数えきれぬほどにぶつかった。遠距離だった時には問…
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1年半の長距離恋愛を終えて。大切な人と暮らし始めた。最初の荷物は段ボール2箱。物だらけの彼の家を少しずつ片付けながら。自分だけの占有空間を手に入れた。横幅たった60cmの折り畳み机が私の書斎。「自立の出来ない人間をこの家には置けない」彼にそう言われた。「真美…
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大阪に引っ越した。最初の連休はひたすらに片付け。彼と二人で力を合わせて。たくさんの物を捨てた。片付けが好きではない彼。その努力に心から感謝。かく言う私も片付けは大の苦手。捨てることに膨大なエネルギーが要る。整理整頓も何をどうしていいやら。放っておくと見事…
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名古屋での暮らしも今日で最後。明日大阪へ行く。荷作りも概ね終わった。冬用の衣類と雑貨。段ボール2つ。たったこれだけ。ささやかな旅立ちである。発達障がいを持つ私。変化の前触れに弱い。大阪での新しい生活を前に。このひと月は困難だった。ざわざわと不快な波が押し…
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一年前の今日。手術台にのぼった。麻酔を掛けられる前に。魂の奥底から湧き出るような慟哭。身体を失う悲しみ。心の痛み。私はあの日。死んだのだと思う。左乳房の少しを失って。がんと引き換えにして。私はこの命を得た。生きたい。もっと生きていたい。懸命に生きていきた…
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